(↑『青い魚と暮らしたいんじゃぁ』さんの、
「後方支援五日目(新潟県中越地震発生から七日目)」)
新潟県中越地震について、ブログを中心とした「善意」の情報交換(の一部)が、
実際にすごい迷惑になっている、というお話に愕然としました。
マスコミ(の一部)が、現地へ大挙して押し寄せて、
かなり迷惑をかけているというお話もありますが
(↑『週刊!木村剛』さんの「2004.10.30[BLOG of the Week] 」)
ブログでコピペされまくってチェーンメール化する情報も、
マスコミ同様(!)、かなり迷惑な存在だということですね。
(てゆーか、この『週刊!木村剛』の情報も、見事にチェーンメール化してますね)
情報の洪水状態の中で、ホントに「今」伝わるべき情報が、
埋もれてしまっているのかもしれないんですよ。
それって最悪ですよ……。
*
つーかね、上記リンクの、
横暴なマスコミのお話だって、いやチェーンメール化の件ですら、
自分がナマで体験したものじゃないんだから、
それは二次情報、つまり「伝聞」なんです。
伝聞だから、それはその分、不確かなものなんです。
そこを踏まえて、情報は慎重に受け取らなくちゃ……。
*
マスコミは信用ならん、ネットに真実がある、
なんて思ってませんか?
そんなの、幻想ですよ。
ああ、青臭いなあ。
昔、「ミニコミにこそ真実がある」という幻想がありましたが、
それにそっくりですよ……。
脊髄反射で怒りのブログ書いてトラバしまくってコピペを撒き散らして……、
そんなことばかりやってると、
また違った形の「情報被害」が起きそうです。
特に人が生きるか死ぬかという状況なんだから、
この件に関しては、ホント慎重に……。
(ああ、被災地にブロガー(苦笑)が大挙して押し寄せて、
マスコミと押し問答とか暴力沙汰とかになったりして、
結局、ブロガー(苦笑)も地元の人に迷惑をかける、
そんな恐ろしい想像をしてしまった……)
*
うーむ、
「地震について何も書かない、何も貼らない」という支援もある、
という気になってきます。
そのくらい極端な話にしないと、マジにやばいぞブログの未来。
深く考えることができれば、より深く感動することができる、と私は考えています。
逆にいえば、より深い感動が欲しければ、ずっと考え続けるしかないのです。
だから、私にも川柳の才能が欲しいです!(笑)
(ご迷惑おかけしたのに、コメントまでいただいてありがとうございました。)
うーん、脊髄反射川柳もないわけじゃないですけどね(笑)。
でもホントに、一度立ち止まって、自分の頭で考えてみることが、
どんなことについても必要だなあと思いますね。
不思議なのですが。
この前の台風だって、何十人もの方が亡くなっているのに、何で地震だとこうも盛り上がっているのだろう。
天災という点では同じなのになあ。
予測できる台風と違って、地震の持つ「一点集中・突発性」がドラマチックだからかなあ。
シュルツ(スヌーピーの原作者)曰く、「悲劇的な人生はドラマチックだ。それが他人の人生ならね。」だそうです。
「善意のイベント」とは、うまいですねー。
台風で被害に遭われたみなさんは、
複雑な思いで、報道や、ネットの狂騒を見ているのかもしれませんね。
そのシュルツさんの言葉、響きますねえ……。
ほんの少しイラクの人質事件とアラファト氏の病気に触れた後、天気予報で一言。
「台風23号で被災された地域では、明日雨になりそうです」。
数日前までトップニュースだったのに、それだけかいっ!(笑)
善意のイベント会場には、自分探しのボランティアが殺到するんだろうなあ。
ボランティアこそ自分をしっかり持ってきてくれないと役に立たないのに。
ちょうちんさんのお住まいの地区は、台風23号でたいへんなことになったんでしたよね。
さぞかし、この流行の善意には、おいおい!と思っていることと思います。
ボランティアくんの均等な配分を、どこかが統括してやってくれるといいんですけどねえ……。
自分探し組は足手まといになりやすいようなイメージがあります……。
「善意のイベント会場には、自分探しのボランティアが殺到」・・・・うわあ。たしかに。
想像するだけでげんなりしますね。キツい。
被災者の方はもちろん、真剣にボランティア活動をされている方に対しても失礼過ぎる。
自分探しってだけでもイタいのになあ。
あまりにも的確な表現で、唸ってしまいました。
上記のようにブログの利点〜更新がスピーディーに出来るし、更新情報もRSSで早く伝わる等〜を生かしたブログサイトもありますよ。
猿レンチさんへ
誰にとっても悲劇はドラマチックなんではないでしょうか。渦中の人が一番それを感じて一所懸命にそのドラマの中で生きている。だからこそ、他人が盛り上がれる。
ちょうちんさんへ
いま現地では集まった支援物資を配る手が足りないようです。たとえ自分探しでも猫の手よりマシでしょう。ましてや殺されに行く自分探しより・・・
はじめまして。
上記リンクのブログはいいですね。
この手のブログが何種かあって、かなり重宝されていることは一応知っているつもりです。
こういうブログだけだったらいいんですけどねえ…。
横レスになりますが、
>いま現地では集まった支援物資を配る手が足りないようです。
って、「いま」っていつでしょう?「現地」ってどこでしょう?
こういう曖昧な情報を、反論の根拠に容易に持ち出すのは、
ともすると危険な場合もあるのかなあと思いますよ。
あえて書いてしまいますが、
ちなみに、ちょうちんさんも猿レンチさんも、
阪神淡路大震災の際、そのど真ん中で被災されている方々なんです。
善意に満ちたネット界では、ここのコメントは異色かもしれませんが、
9年前にたくさんのボランティアと野次馬とその中間が押し寄せた、
その現地の方々の実感だと思って読んでいただけると幸いです。
私の場合、渦中になく、ただ、長岡の銀行に勤める知人から聞いた現地の話を書いたまでで、
けっして「反論」ではございませんので、一般論としてお聞き流し下さい。
大変失礼申し上げました。
長岡にお知り合いがいらっしゃるとのことで、さぞご心配のことだと思います。
私のコメントが誤解を招く不愉快なものであったなら申し訳なく思っています。
被災地には早急に支援が必要ですし、例え微力であってもその積み重ねが
大きな力になることも重々承知しております。
だからこそマスコミやブログの情報の偏り、飽きっぽさを懸念しているのです。
せっかくの善意が、それらに阻まれているような気がするんですよね。
被災地はまだ余震が続きますし、日々気温も下がってきています。
混乱の中では治安も悪くなりますし、長引くと被災者の気持ちもぴりぴりしてきます。
そこに飛び込むには、やはりある程度の予備知識と常識が必要だと思うのです。
そこら辺の根本は、イラクであろうが日本であろうが同じような気がします。
余震も多いし、これから冬だし、中越地震の方が精神的にキツそう・・・。
けど、被災地って意外と和気藹々の部分もあるんですよね。それが救い。